3、散歩にはもってこいの飛騨高山、飛騨古川、白川郷


飛騨の見どころを大まかにまとめてみます。まずは、何と言っても飛騨高山です。高山の朝は、宮川朝市ですね。宮川の交番の目の前から川沿いに250m位露店が、立ち並び、漬物屋さん、飛騨野菜屋さん、飛騨果物屋さん、その向かいには、飛騨牛串焼き、飛騨のお酒、お土産屋さん、林盛堂のおわら玉天、こって牛の飛騨牛の寿司、右衛門横町の飛騨牛まん、ノア・ド・ココの高山プリン。宮川朝市は、美味しい物がいっぱいあるので、朝の散歩にもってこいです。朝市以外の高山市街は、大体午前10時位に動き始めるので、8時位に1時間位朝市を散策して残りの一時間を喫茶店で時間を潰し、10時から11時半の間で『高山陣屋』や『古い町並み』などを散歩しながら、お土産を買い、その中にはお洒落なお土産も点在しておりますので、よくお土産屋さん全体を散策して買わないと、買うべきものを逃がしてしまう後悔がついてしまいます。例えば、『木製のビールジョッキー』などなかなかお目にかからない洒落たものもあり、飛騨の旅行の思い出の1品としてのインパクトとしてお勧めです。車の運転が無い方は、地酒の試飲を楽しみながら、飛騨のお酒のお土産を見つけるのも飛騨高山の観光の一つだと思います。昼時になりお腹が空くころ、何と言っても飛騨高山といったら、飛騨牛の美味しいお店が沢山あります。焼肉、ステーキ(ステーキ丼)、他には川魚(山女魚、アマゴ、岩魚など)の塩焼きや甘露煮、そして川魚の骨酒はおすすめです。

次に白川郷は、合掌造りが点在している皆さんご存知の集落。飛騨高山B.T(バスターミナル)から白川郷方面のバスがあります。車での場合も同じく、中部縦貫自動車道 高山I.Cから飛騨清見経由、東海北陸自動車道を北陸方面へ北上、飛騨トンネルを出て白川郷I.Cを下車、突き当りを右折、国道沿いを(国道156号)道なりに(白川郷の集落に入らず、右方向へ)行くと左手に白川郷の駐車場があります。白川郷は少ないながらも宿泊施設があり、他にも和田家住宅を見学したり、荻町城跡展望台まで行くと白川郷全体の風景が眺められ、合掌造りの平穏な世界に吸い込まれる、のどかな雰囲気が確認できます。集落を散策すると所々にお土産屋さんや飛騨牛の串焼き、飛騨牛のコロッケ、飲み物屋さんが点在しており、木で出来たベンチに布状のクロスが敷いてあり、そこに座りながら串焼きやコロッケ、飲み物を飲食する、何と言っても目の前に合掌造りを見ながら贅沢なひと時を味わえるのです。ゆっくりと散策をしても日本の風景として写真に納めたい所が沢山あり、そうしているうちに、あっと言う間に時間が過ぎていくのも事実であります。昼時になり、記憶に残る昼食のメニューは、やはり『飛騨牛の朴葉味噌』ですね。朴葉の上で味噌に絡まった飛騨牛を焼いて食べるのですが、ご飯が進む事、進む事。お新香や味噌汁も田舎風味の深みがあり、さすが世界遺産の貫禄がにじみ出ている日本の代表格の観光地として堂々と胸を張る事が出来ますね。

飛騨地域として最後に紹介するのは、飛騨古川です。ここ飛騨古川は、酒蔵もいくつか点在しており、試飲したり、購入もできます。ゆっくりと落ち着いた時間を味わいながら、酒蔵、古民家カフェ、散歩を楽しむ所です。僕の記憶の中では、蔵がいくつも立ち並ぶ入口の所に小川が流れ、古い町並みの装いで通路側に街灯や柳の木が所々に点々としており、その綺麗な小川には錦鯉が泳いでいる。都会に住んでいる人にとってみれば『心のやすらぎ』『ストレス解消』『気分転換』という心のの三大黒柱に相当すると思います。この三つの共通点は全てを忘れて、まるで美術館に飾ってある絵画の額縁の中に、自分自身が収まっているかのように時が止まる訳です。飛騨古川のカフェも同じように言えます。街自体が綺麗な街並みだからこそ、地元民の方々も考え、のびのびしている様に見えます。どこかに10人10色のこだわりを持っている所が魅力的である様な気がします。一言で言うとお洒落だと言う事ですね。

*飛騨をまとめると『芸術的センスを磨いた街』と『匠』です。是非とも足を運んでみてはいかがでしょう。新しい発見があるかもしれません。