4、北海道一周から東京へ


朝6時に起きて、ビジネスホテルで朝食を済ませ、青森港の青函連絡船で乗車手続きをし、いよいよもって車での北海道の旅が始まろうとしています。函館まで約1時間半から2時間の様な記憶があります。風が強かったですね。そこそこ大きなフェリーでしたので、あまり揺れなかったです。青森港出港時は北海道の陸地の影が見えなかったのですが、津軽半島、下北半島を過ぎた辺りから薄っすらと北海道の影が見え始め、そこからが長かったですね。約1時間ちょっとで函館に到着しました。11時ちょっと前に到着したので五稜郭の方へ駐車場に車を止めて散歩をし、イカソーメンと海鮮丼を食べました。食事をしながら、北海道を右回りで旅をするか、左回りで旅をするか、決めてました。左回りの方が、小樽や札幌など大きな街が存在している為、北海道の良さを満喫できたので左回りは正解でありました。函館から松前、小樽運河、札幌ビール園、留萌黄金岬海浜公園まで行った所で、夕日に手を合わせ今日の一日の旅の終わりをこの留萌にして、明日からは更に北上、稚内経由網走、知床方面に進む事にしました。車中泊でゆっくり休み、翌日朝8時から運転再開です。稚内の手前の海沿いに定食屋さんがあり、海が眺められる席に座り、海の方をよく見てみると野生のアザラシが群がっているではないですか。感動ですね。まるで日本の風景ではない感覚で本州ではお目にかからない貴重な体験でした。更に北へ進み20分位したら日本の最北端、稚内に到着致しました。樺太が見えるかなぁと思い目を凝らして見たのですが残念ながら見えなかったです。次の目的地は、サロマ湖、網走、斜里町の方にある清里町、清里焼酎醸造所/じゃがいも焼酎です。稚内を午後1時に出発したので、サロマ湖を目指し昨晩は車中泊だったので今晩は、ゆっくり旅の疲れを癒すためサロマ湖のホテルで泊まろうと思います。そこまで行く途中左手にオホーツク海、右手は壮大に永遠に続く牧草地。牛が何頭か放し飼いされている状態。のどかですね。2時間半位車を走らせ左手にサロマ湖が見えてきました。サロマ湖湖畔にホテルが建っており、そこに宿泊交渉をしました。空き部屋があり、早速温泉につかることにしました。疲れが一気に飛びました。夕飯にジンギスカンが出てきましたね。あと、ちゃんちゃん焼き、ホタテの殻付きバター焼きなどでしたね。明日の出発時刻は朝9時で清里じゃがいも焼酎醸造所に寄り、香りの違いを確認しました。じゃがいも焼酎12年物を買いましたね。ここの醸造所は、今の天皇陛下様が皇太子時代に訪れた場所でありまして、じゃがいもの香りがする焼酎は正に日本の大切な財産であることを意味しているのではないかと思っております。飲みやすくじゃがいもの香りがほのかにする上品な焼酎です。是非お試しあれ。この後は知床を回り綺麗な道路を登り峠を越え下り坂に差し掛かるとそこは根室海峡。その向こうには、北方領土(国後島)です。距離にして伊豆半島と伊豆大島位の距離ですね。身近に感じました。そのまま野付半島方面を通過し厚床の以前お世話になったお母さんの所に顔出しに行ってきました。只今の時刻午後16時。30分位お邪魔し、厚床のお母さんの所を後にしたのです。次の目的地は釧路、帯広、襟裳、苫小牧です。日も暮れて辺りは真っ暗。電灯の必要のない場所が多いので襟裳を超えるまで電灯が少なかったですね。(勿論街中は、電灯はありますよ。)苫小牧に着いたのは夜21時くらいです。そして苫小牧港から茨城県大洗港行のフェリーで東京へ向かいます。1泊2日の船旅です。出向して早速じゃがいも焼酎12年物をあけて、お土産で買った鮭とばをつまみで一杯やりましたよ。夜が明け仙台沖三陸の風景、福島県沖で潮目がくっきりと見えるのです。寒流と暖流ですね。そこを過ぎると茨城県大洗港も間近。接岸です。久しぶりの関東。ここから実家までは速いですよ。東関東自動車道から首都高湾岸線で大井I.C.でおり、実家に辿り着いたのであります。